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脳梗塞の予防法

寝たきり状態にならないために

脳梗塞を発症して半年もすれば、自宅での生活が待っているわけです(3ヵ月=脳疾患病院、3ヵ月=リハビリテーション病院)。この半年は看護師・理学療法士・作業療法士などの助けもあって、リハビリにも積極的に取り組むことができると思います。

しかし、問題は家族とともに暮らす生活が始まってからです。入院している時は、どうしても他人の目を意識します。だから自分の感情を我慢したり、辛いリハビリも一生懸命しようと努力します。
家族だけの生活になると、「私はまだ病気なんだ」という気持ちが芽生えてしまいます。家族に甘えてしまって、ベッドから動くことさえ面倒くさくなります。何故なら、動き始めると麻痺した側が痛くだるく感じるからです。

そして、その感情・症状が寝たきり状態への第一歩(兆候)なのです。
私は歩くことがどんなに大事な行動なのか知っています。実は、私も脳梗塞によって右片麻痺になった1人だからです。家に閉じこもってしまえば、外との繋がりが遮断されます。外を歩けば、景色を眺め、春夏秋冬を感じることができます。だから毎日30~60分、必ず歩きます。歩くことによって、麻痺側の手足にもほんのわずかですが、反射的に動こうとする気配さえ感じます。

何故、私がこういうことを言っているのか…リハビリ病院で仲良くなった男性がいました。退院してからも男性の奥さんとメール交換していて(男性はメールができないため)…男性が歩くのを嫌がってお酒浸りの毎日になってしまってると報告を受けたからです。男性は私より麻痺自体は軽度だったと思います。しかし、歩くことを嫌がり(麻痺になった自分の姿を近所の方に見られたくないという思いから)寝たきりに。リハビリ病院を退院されて、約1年後、60歳という若さで亡くなられました。家も半日あれば行くことができたので、葬式にも行きました。本当にちっちゃい身体になっていました。

私は歩くことがリハビリだと思っています。そして外の新鮮な空気を吸うことが、ストレス解消になっています。生きることを肌で実感しています。

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